
100歳以上のご長寿の人のことをセンテナリアン(百長寿)といいます。
さらに、110歳以上の人をスーパーセンテナリアンといいます。
健康的に楽しく長生きしたいので、僕は、スーパーセンテナリアン人を目指すことにしました。(スーパーサイヤ人風に言ってみました)
健康的に長生きするためには、実際に長生きしている人達の習慣を取り入れるのが一番てっとり早そうです。
いろいろな研究結果のいいところどりで実践していこうと思います。
センテナリアンの特徴
★糖尿病患者は少なく、肥満は0%
長寿の方にも病気はあるようですが、極端な痩せ型も少なく、栄養状態もよく元気に活動できるようです。
★防御ホルモン「アディポネクチン」が多い
脂肪細胞から分泌される善玉ホルモン「アディポネクチン」が若者の2倍
体内の慢性炎症も少ないみたいです。
★暖かい気候に住んでいる
冬の寒さによるストレスが長寿の弊害になっている可能性。温かいエリアに引っ越そうかな。
★誠実な性格である
わがままや短気はNG、穏やかでフレンドリーな人が多い。
★よく食べる
栄養素をまんべんなく摂取し、乳製品や果物をよく食べ、豆や野菜や魚を好む人が多い。バランスの良い食生活を送っている。
そもそもの老化が進む原因
老化が進む原因は様々です。
・フリーラジカルによる酸化ストレス
・ホルモンレベルの低下
・免疫力の低下
・遺伝子の変異
・細胞機能の低下 などなど
人間の細胞には寿命があり、加齢によって細胞分裂が行われなくなって活性化が失われます。
全ての細胞は8年ほどで新しく入れ替わるといいますが、ダビングしたビデオのコピーを、さらにコピーして、それをさらにコピーして…とくり返すようなもので、どんどん劣化してしまいます。
このように人間の加齢による老化を止めることはできませんが、生活改善によって遅らせることは出来るはずです。
長寿の人は体内の炎症レベルも低いそうですので、食生活から改めていこうと思います。
センテナリアンの食生活
★いろいろな種類の食材を食べるのが良さそう
野菜・乳製品・魚・肉とバランスの良い食材を食べることが慢性炎症を抑える効果があるようです。
しかし、人種や生活スタイルによって慢性炎症レベルを抑える食材は異なるようで、中国のセンテナリアンのようにとうもろこしをたくさん食べたり、イタリアなど地中海沿岸のセンテナリアンのようにオリーブオイルやナッツを多く摂るなどを真似するよりも、日本人の場合生活スタイルが近い沖縄のセンテナリアンの食生活を真似たほうが良さそうですね。
★センテナリアンは腸内細菌が多い
腸内細菌が多いと、免疫力がアップして病原菌をブロックしてくれます。さらに、内臓脂肪も制御するので、生活習慣病予防にもなります。
★日本人に合う健康食材は
・ポリアミンを多く含む食材(納豆など)
・乳酸菌の多い食材(慢性炎症を抑える)
・抗酸化作用の高い食材(ビタミンEやリコピンなど)
・食物繊維の多い食材(ごぼうや人参・豆類など)
↑ これらを積極的に食べていけばOK!
その他センテナリアンのポイント
★生きがいや幸せを感じることをする
センテナリアンの方で共通しているのが、今が一番幸福度が高いということです。
没頭できる趣味を元気に行うことが幸せの秘訣です。
★どんなに忙しくても自然散策する
エクササイズはしないが、生活の中に体を使うアクティビティが組み込まれているようです。適度な運動をすることで、血液循環も良くなり全身に栄養が行き渡るようになるため、慢性炎症が起きにくくなる効果もあります。
★テロメアが短くなりにくい
センテナリアンの性格
★真面目で誠実
長生きな人はリスクを負わず、綿密で効率的な傾向にある
★打ち解けやすく開放的
新しく多種多様な考えや感情に対して進んで耳を傾ける
★感情の安定性
感情が安定している人は長生きする傾向にある
★親愛
感じが良く、フレンドリーである人、のん気で外交的な人物が長生きする
★感情が表現できる
よく笑い、感情を抑え込まずに表現する傾向にある
血液の炎症度(CRP)について
・異常 … 1.00以上
・要注意 … 0.31~0.99
・基準範囲 … 0.30以下
偏食しないようフルグラと一緒に魚や卵を食べるなどバランスの良い食事を心がけているおかげですね。(変食ではありますが…笑)
慢性炎症を抑える心の役割
CTRA遺伝子群はストレスを受けた時活動し、満足感を得ると活動が緩やかになる特徴があり、安心や満足など精神的な活動が炎症反応と関係していることがわかりました。
しかし、過度の食欲、自分の為だけの性欲、自分の為だけの買い物、自分を満たすだけの娯楽などは逆にCTRA遺伝子群が活発になり炎症度を強めてしまうので要注意です。
炎症を抑えるタイプの満足感とは…
・人を喜ばせるための買い物
・ボランティア活動
・家族を大切にする
・世のために働く
・アート作品を発表
などの、社会に貢献するなどの生きがいによって満足感が上げられ。これらの活動の結果「CTRP遺伝子群」が弱まるという。
人間の脳は社会と繋がりお互いを助け会った時に炎症反応が治まるようプログラムされている。
要するに何をすればいいか
すぐにでも取り入れられそうな長生きの方法をピックアップ。
★毎日味噌汁を飲む
豆腐とわかめの味噌汁や、さばの味噌煮も良い。血液がサラサラに。
★毎日乳製品を取る
優れた栄養がバランス良く含まれる。運動後に飲もう。1日200cc程でOK
★ブロッコリーを食べる
優れた抗酸化作用を持つ栄養が多く、ガン予防に。ゴマやトマトもオススメ。
★毎日魚を食べる。特に青魚。
★食事はバランス良く食べる。しかし腹八分目で止めておくこと。
★日々の生活の中に運動を織り交ぜる。
★生きがいを見つけ、日々を楽しく笑って過ごす。
★生涯の友を作り、コミュニケーションの場を設ける。
さいごに
100万組の双子(一卵性双生児)の生死を追跡した調査で、同じDNAを持っていても寿命に差があることが証明されました。
寿命の要素として遺伝的要因は25%、環境要因が75%あることがわかっており、これは誰もが健康長寿になれるチャンスが有ることを示しているそうです。
みなさんもスーパーセンテナリアン人を目指しましょう!