みなさんハプニングをご存知でしょうか。
何年か前では集団で踊ったり歌ったりするフラッシュモブが流行りましたが、ハプニングとは「偶然で、思いがけないできごと。」のことですので、パフォーマンスアートが近いイメージでしょうか。
イタズラに近いのですが、わざとではなくあくまでも偶然を装います。偶然・たまたま・予想外のことを秘密裏に起こしてしまうパフォーマンスです。告知しないわけではなく、あらかじめハプニングを起こしますと宣言してから始めることもあるそうです。
実は僕も数年前にとあるグループのハプニングに参加したことがあります。
北海道在住の方なら耳にしたことがあるかもしれません。
その名も「札幌ハプニング」
マンガや映画でしか見たことのないような「ベタな光景」を、市民と共に現実世界で再現するパフォーマンス(茶番)を突発的に行う、市民参加型の脱力系街頭演劇ワークショップユニット。
具体的には、食パンをくわえて町中を走る「食パンダッシュ」や、結婚式の最中に花嫁を奪い取って逃げ去るシーンを演じる「ランナウェイ花嫁」、悪代官を大量の忍者が追跡する「追跡NINJA」など、タイトルを聞いただけでわかる絶対面白いハプニング企画を行っておりました。
残念ながら主催者の山下智弘氏が海外移住を期に2012年より一時活動休止となっております。※現在は中国で大人気のようです。
復活したらまた是非参加させていただきたいものです。
そして僕が参加したのは8年前の2009年11月22日に札幌の大通りで行った
「ダウジング・サン2009 in EZO」
札幌ハプニングBLOG:ダウジング・サン 2009 in Ezo
ライジング・サン・ロックフェスティバル2009 in EZOにかけているのは一目瞭然ですが、中身は全く異なるものでした。
ちょうど同日に札幌の大通り公園は日本ハムファイターズの優勝パレードがあったのですが、その熱も収まらぬ中公園内を歩く人々の合間におもむろにダウジングを始める人物が。
周囲の視線も気にせず、その人物は人で賑わう大通公園をひとりダウジング片手に(両手ですね)歩きはじめます。
一体何を探しているのでしょうか。そもそも何かを探すことができるのでしょうか。僕は友人とベンチから見守る中、どこからともなくダウジングを持った人物が増えていることに気が付きます。
5人…10人、15人…
どんどんダウジングを持った不審者は増え続けます。
頃合いを見て僕もおもむろにダウジングロッドを取り出し、歩きはじめます。
20人…30人…
この人数になると大通公園の一角は占領されたも同然です。
かなりの密度でダウジングする人たち。
傍から見ると不思議な光景ですね。老若男女交えて40名ほどの集団がダウジングしているわけですから。
始める前はドキドキしましたが、初めて見ると以外と楽しい。11月末だったので少し寒くもありましたが、リラックスして楽しく参加出来ました。
参加者の方が目標物を探し当て、賞品として金のダウジングロッドを獲得してイベントは終了。
思っていたよりも反響はありませんでしたが、この頃から新しいことにチャレンジする意欲みたいなものが湧いてきた気がします。
部屋の片付けをしていたら当時のダウジングロッドが出てきたので、そんなことを少し思い出しましたとさ。