「キノはどうして旅を続けているの?」
「ボクはね、たまに自分がどうしようもない、愚かで矮小な奴ではないか? ものすごく汚い人間ではないか? なぜだかよく分からないけど、そう感じる時があるんだ。……でもそんな時は必ず、それ以外のもの、例えば世界とか、他の人間の生き方とかが、全て美しく、素敵なものの様に感じるんだ。とても、愛しく思えるんだよ……。ボクは、それらをもっともっと知りたくて、そのために旅をしている様な気がする」
---短編連作の形で綴られる人間キノと言葉を話す二輪車エルメスの旅の話。
彼らはいろいろな国を訪れ、いろいろな人々に出会い、そして、3日目に旅立っていきます。 彼らが出会う人々は少し哀しくて、とても愛おしい。
著・時雨沢恵一&イラスト・黒星紅白が描き出す「キノの旅」は、電撃文庫から2000年7月に第1巻が発売された短編連作小説です。現在(2012年4月)まで15巻が発売され、シリーズ累計750万部の大ヒットシリーズとなっています。
はい。キノの旅。
人生にかなり影響を与えてくれました。大好きな作品です。
中学校時代に友人に勧められて、人生で初めて読んだ小説であり、ライトノベルで、これを気に自分の学生時代は電撃文庫漬けになっていくのでした。。
上記にある通り(タイトル通り)、主人公キノが言葉を話す二輪車エルメスといろんな国を旅するお話です。
キノみたいにバイクでいろんなとこを旅してみたいと思ったのは自分だけじゃないはず。。
自分の知らない世界に会いに行き続けるところに憧れます。
とりあえず未読の方は読んで見てください。
この作者の他の作品「アリソン」は冒険もので一番面白いと思います。
お勧めです!